概要
ちょっと古い記事ですが、AIを使ったディープフェイク動画が世界中を驚かせましたよね。
ウクライナ侵攻で「AI偽ゼレンスキー」動画が拡散した、その背後にある本当の脅威とは――。
AI(人工知能)によるフェイク動画の手法「ディープフェイクス」を使った、ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキー氏の「偽者」動画が3月16日にネットで公開され、フェイスブック、ユーチューブなどが相次いで削除する騒動があった。
ウクライナ侵攻「AI偽ゼレンスキー」動画拡散、その先にある本当の脅威とは?|ヤフーニュース
これ、自分も実際に見てみたことがあるのですが、あまりにも衝撃的で、ひっくり返った記憶があります。
と同時に、AI技術の進化が、とんでもないところにまで来ているなと感じたものです。
今回の記事では、このAIを使ったディープフェイクによる社会的な影響について考えてみたいなと思います。
AIを使ったフェイクニュースの危険な影響力
詳しい内容は今回のニュース記事を読んでいただくとして。
今回のニュースを読んで感じるのは、AIを使ったフェイク動画が、いずれ世界的な影響に発展してしまう可能性を示唆しているのかなーと思います。
今回は運よく、ウクライナのゼレンスキー大統領のスピーチがAIによって作られたものである…と判明したことで、事なきを得ました。
しかし、このままのペースでいけば、いずれはその質が本物と変わらないような、そんな次元に到達する可能性があります。
いや、間違いなくそのレベルに到達するでしょうね。
そうなったとき、AIによって作り出された人物が、本物の人間の様な身振り手振りをしてきたら、信じてしまう人が一定数いてもおかしくなくなるかもしれませんよね。
そして声も、その人そっくりに喋らせることができるAIもあったりします。
実際に自分も耳にしたことあるのですが、まるで本物の様な声の出来で、相当びっくりしましたよね。
正直なところ、本物そっくりの人物映像と声をみちゃったら、騙されない自信がどっかにいってしまうかもですよ。
よく、見たものが真実、という言葉がありますけど。
見たものがAIによって超精巧に作られたフェイク動画だったとしたら、じゃあいったい何を信じればいいんだって話になります。
一体何が正しくて、何が間違っているのか、何を信じて何が嘘なのか、どうやって見分ければいいんでしょうね…と悩んでしまいます。
AIにも、良い面と悪い面があるんだってばよ
物事には必ずと言っていいほど2つの意味が存在します。
つまり、良い面もある一方で、その裏側には悪い面もあるってことです。
そしてそれはどんなことにも言えますよね。
例えば、ダイエットをするためにと身体を動かそうとしたとします。
当然身体を動かすことは健康にいいわけですから、一見何も悪い部分が内容にも感じます。
ただ、見方を変えれば違う側面も見えてきます。
身体を動かして健康になるためだからと、身体が動かしやすいような運動服を買わなきゃいけませんよね?
当然、それ用の靴なんかも買わないといけません。
また、ダイエットのためにと食事の質を良くしようとして、食費にかかる負担が増えるかもしれません。
そして、ダイエットをしようとすると、それ相応の時間を捻出しなければいけないかもしれません。
他にもやるべきことはたくさんあったのに、それらを全てほっぽりすてて、ダイエットのためにと走ることに時間を割いてしまうかもしれません。
初めは健康のためにと良いことをしているように見えて、その実は余計なお金だったり、時間だったりが必要になってしまうんです。
Aiという技術はとんでもないものであることは、誰もが頭ではわかっているかと思います。
それを使いこなすことで、僕らの生活が劇的に良くなるように見えるかもしれません。
ところが、その裏側を見たとき、こういったリスクもおのずと見え隠れしてしまう、ということが分かります。
AIという技術も、使い方を間違えばこういう状況を生んでしまう…
それを再確認できるニュースでした。
おわりに
ブログ記事2本目にして早々、いきなりネガティブっぽい記事を書いてしまいましたが、それほどまでに衝撃的で、そしてそれほどまでに危うくもある技術であるということは、絶対に覚えておいた方がいいかなと思うんです。
だからこそ大切なのは、人間にしかできない(と思う)想像力を働かせて、今起きている物事を客観的にとらえ、考える術を持つこと、ですかねぇ。
…AIが想像力を持つようになったら、我々の存在意義がどうなるだって考えるのは…きっと身体に良くないのでやめましょうね☆