巷を賑わせている人工知能、chatGPTですが、筆者はそりゃーもう死ぬほど使っていた時期もありました。
それが、今やあんまり使わなくなってしまった(時々は使う)状態になった訳なんですが、どうにも彼には得意なこと、不得意なことがあることが分かってきました。
いやいやお前、巷で散々言われていることじゃねーか、と思われる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、筆者はあえてそういった記事をスルーしています。
だってこういうのって、自分一人の頭で考えて気付いた方が面白いじゃないですか!
そんなわけで、実際に筆者が四六時中使いまくって気付いた、chatGPTのいい所とわるい所を書いておこうとおもいます。
chatGPTのいいところ とにかく文章を書いてくれる
chatGPTは、こちらが適当にお願いした質問を、AIなりに返してくれます。
例えば、文章の構成を考えて!
と伝えれば、それなりのモノを書いてくれますし、その中で自分の頭の中になかったワードを出してくれたりもするので、非常に便利です。
それこそ、アバウトな質問でもどうにかこうにか文章を自動的に書いてくれます。
例えば試しに、俳優の出川哲郎さんを主人公にしたストーリーを考えて、と伝えてみたら、バラエティ番組のロケ中で偶然にもタイムマシンを見つけてしまい、思わず乗り込んで過去に戻ってみた、という訳の分からないけれど結構興味深いものを作ってくれました。
それも、ものの数秒で。
このように、何らかのテーマを与えることで、AIが勝手に考え出したストーリーを作ってくれたりもします。
例えばそんな文章の中で、気になるキーワードを使って文章を再構成してもいいですし、それをヒントに新しい記事を書いてもいいと言ったように、自分の頭では思いつかなかったワードを出してくれる可能性がある点は、非常に優秀だと思います。
ほんと、なんらかの文章として返事をしてくれる(そしてある程度膨らませてくれる)ツールとしては、使わない手がないかなぁと思ってしまいますね。
chatGPTのわるいところ 情報が創作すぎる
さて、問題はここからです。
ある時僕は、そうだ、毎朝のニューストピックスを適当に引っ張ってきてくれたら面白いんじゃないか、と思います。
そこで、chatGPTに向かって「最新のニュースをいくつか教えて」とお願いを投げかける毎日を送っていました。
そこには、いくつかの興味深いニュースが並んでいたので、ふむふむなるほどなるほど、こりゃあ便利だ…と思っていたものです。
それらニュースが、全て情報元も何もない、彼(chatGPT)の創作だとも知らずに。
しかもこれ、何が一番問題かって言うと、あたかもここから引っ張ってきましたよ…と言わんばかりに、URLもつけてくれるのですが(URLに関してはこちらがリンク先を付けて、と言わないと出てこない)、そもそもそのURL自体が創作だったりします。
やーー、おじさんこれ騙されちゃいますってホント。
また、筆者は株式投資もやっているので、ふと企業の売上高の推移を見てみたい…と思ったので、chatGPTに向かって「○○企業の売上高推移をここ5年間出してくれ」というと、パパっと調べて出してくれました。
これもうーーん、めちゃんこ便利だなぁ…と当時は思っていました。
そう、当時は。
でね、上に書いた通り、情報ソースがおかしくね?とある時僕は気付いたわけで、そうなってくると、この売上高の推移の数字自体が創作じゃね?と勘付きます。
そう、やっぱりしっかり創作だったんですよね。
実際に企業のIR情報を見てみると、どっこにもそんな数字並んでなんかいませんでした。
おいこいつ、何自信満々に嘘ついてくるんじゃボケー
と、理性を持たないAIに向かって文句を言っておりました。
つまりこのchatGPTは、検索が非常に苦手であり、特につっこんだ情報はまず間違いなく創作してきます。
シンプルな要望は基本的にOKなんです。
たとえば、日経新聞のURLを教えて、とか、読売巨人のHPを教えて、とかだったら簡単かつ正確に教えてくれます。
ただこれが、日経新聞でAIの記事を取り扱ったものをURL付きで教えて、というと急に挙動がおかしくなります。
記事タイトルも、付いてるリンクも存在しないものを、なぜか引っ張ってきます。
いつかそのうち、どこまでが正確な情報を持ってきてくれるか…を調べてみたいなとは思うのですが、とりあえず少なくとも今言えることは、情報ソースが正確であることが求められるようなものに関しては、chatGPTを使うことは辞めておいた方がいいでしょうね…
たぶん彼は、TOPページまでは正確に引っ張ってこれるけど、それより下の階層リンクに関しては収集していないんじゃないでしょうかねぇ…多分ですが。
おわりに
どんなものでもそうですが、使い方次第でいい部分も悪い部分もあります。
chatGPTは創作ばかりするのでそういった意味では使いづらい部分があります。
とはいえ、文章を(というかキーワードを)色々と挙げてくれることに関しては、非常に有用だと考えています。
であるならば、このchatGPTの強みである文章を作ってくれる点、にフォーカスして使っていくことが一番いい使い方になるんではないかなと思います。
ほんと、要は使い方ってやつですね。
ちゃんちゃん。